中日新聞です。
≪原発事故の専門委助言 非公開 滋賀県の放射能拡散想定も≫ http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120503/CK2012050302000044.html2012年5月3日
★福井県にある原発の事故対策に関し、中日新聞社が岐阜県に情報公開請求した結果、昨年十一月に専門委員に委嘱した大学教授ら四人の助言内容を全て非公開とした。情報公開に詳しい専門家は「住民の関心は高く、公開して広く考えてもらうべきだ」と指摘する。県は非公開の理由を「率直な意見交換が損なわれる」と説明している。
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■公開請求したのは、滋賀県から岐阜県に提出された放射能拡散想定の資料と、県の協議内容に関する資料。
その結果、県原子力防災対策専門委員の拡散想定や内部被ばくに関する評価、県の防災対策への具体的な助言が非公開とされた。
昨年十一月に担当職員が各委員に直接意見を求めた。委員には一万五百円の報償費が支払われている。
県原子力防災室の大脇哲也室長は「審議途中の情報で、公開すると委員の率直な意見交換や意思決定の中立性が損なわれる恐れがある」と話す。
非公開を前提に聞いており、情報公開請求があっても是非は各委員に尋ねていないという。
■公開の是非について、連絡の取れた委員三人の考えは分かれた。
名古屋大の井口哲夫教授(放射線工学)は「公開、非公開に関係なく、言うことに変わりはない」と受け止め「拡散想定は前提条件によって変わる。取り扱いには注意が必要で、滋賀県の公表は時期尚早ではないかと話した」と話す。
岐阜大の林真也准教授(放射線医学)も「公開されても大意は変わらない。ヨード(ヨウ素剤)の備蓄や配布方法などを医学的見地から提案した」と述べた。
一方、名古屋大の山沢弘実教授(環境放射能)は「県として残すべき助言は公開すべきだ」と指摘した上で「不十分な情報に対するコメントなど完成度の低い段階の発言まで公開されると、議論の場が狭くなる可能性はある」と話す。
滋賀県の拡散想定では、美浜原発で福島と同様の事故が起きた場合、西濃四市町で内部被ばくの線量が、国際原子力機関(IAEA)がヨウ素剤の服用基準としている五〇ミリシーベルトを超えるとされた。 (山本真嗣)
★県民には知る権利/情報公開制度に詳しい堀部政男・一橋大名誉教授の話
大飯原発の再稼働をめぐっても原子力に対する住民の関心は高く、専門家の見解は積極的に公開し、広く考えてもらうべきだ。
今回のように県民にも被害が及ぶ恐れがある情報はなおさらで、県民には知る権利がある。県の原子力問題への姿勢が問われる。
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寂聴さんらもハンスト。脱原発 不動の決意(東京新聞)
――瀬戸内寂聴さんら、反原発のハンスト参加(読売新聞)◇寂聴さんらもハンスト。脱原発 不動の決意 (5月2日 東京新聞より抜粋)
作家の瀬戸内寂聴さん(89)らが2日、東京・霞が関の経済産業省前で、脱原発を訴える座り込みをした。関西電力大飯原発(福井県・おおい町)の再稼働に反対する市民らが続けている集団ハンストに加わり、再稼動を進める政府の姿勢に抗議した。日没まで続ける予定(中略)
今月15日、満90歳の誕生日を迎える寂聴さんは「これまで生きてきて、福島の原発事故のような恐ろしいことは戦争以外に一度もなかった。政府は再稼動をどうして焦るのか。原発事故は人災であり、同じことを繰り返しては子供や若い人たちがかわいそうだ」などと訴えた。
作家の沢地久枝さん(81)とルポライターの鎌田慧さん(73)も、座り込みに参加。(後略)
◇瀬戸内寂聴さんら、反原発のハンスト参加 (5月2日 YOMIURI ONLINEより抜粋)
───瀬戸内さんはこの日の午前9時半頃、経産省前に現れ、車いすに座っ
て「広島や長崎で原爆の被害を受けた日本が唯々諾々と原発を使っているのは恥ずかしい。原発はなくさないといけない」とあいさつをした。また、澤地さんは「原発をなくすことを国が約束しなければならない。日本の未来の命が不安だ」と述べた。
瀬戸内さんと澤地さんは、日没までハンガーストライキを行うという。